都内で増える外国人ホームレス 彼らの在留資格はどうなっているのか?

就労ビザ

最近、都内を歩いていて気づくことがあります。
それは、外国人のホームレスを見かける機会が明らかに増えたということです。
上野、新宿、秋葉原あたりでは、夜になると外国語で話す声が聞こえてきます。
若い人も多く、段ボールの上に寝ていたり、コンビニの前で座っていたり。
彼らはいったい、どんな在留資格で日本にいるのだろうと、つい気になってしまいます。

行政書士という仕事柄、「この人たちは不法滞在ではないのか?」という視点も頭をよぎります。
もちろん、すべてが違法というわけではありません。
在留期間が切れていない人もいますし、難民申請中の人や、在留特別許可を待っている人もいます。
しかし実際のところ、期限を過ぎたまま放置されているケースも少なくありません。

一度在留資格を失ってしまうと、再就職も住まいの確保も難しくなります。
役所の支援も受けづらく、行き場を失う人が街に出ざるを得ないのです。
とくに技能実習や特定技能の制度で来た人たちは、途中で働けなくなると、あっという間に生活が崩れます。
「お金がなくて帰れない」という声もよく聞きます。

夜の公園で、ビニール袋を枕にして眠るアジア系の若者を見ると、なんとも言えない気持ちになります。
彼らが日本に来たとき、きっと希望を持っていたはずです。
それが今、路上で冬を迎えようとしている。
制度と現実のギャップの中で、人が静かに消えていくような感覚を覚えます。

このままでは、外国人ホームレスは確実に増えていくと思います。
働き手として受け入れる一方で、支援体制は不十分なまま。
経済的に行き詰まった外国人の「出口」が用意されていないのです。

日本社会は「受け入れ」と「排除」の間で中途半端な立ち位置にいます。
だからこそ、今後は在留資格をめぐる議論をもっとオープンにしていく必要があります。
「不法滞在だから仕方ない」と切り捨てるのではなく、なぜそうなったのかを考えなければ、同じことが繰り返されます。

街を歩いていて、ベンチで丸くなっている外国人を見るたびに、
日本という国の“温度”を試されているような気がします。
誰のせいでもないはずの問題に、そっと目を逸らしていないか――そんなことを考えさせられます。

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