最近よく思うこと

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今年から「会社設立+経営管理ビザ申請」を始めて思ったことをつらつらと…

今年に入ってもう何件目だろうか、「会社設立+経営管理ビザ」を受任した。当然、オーナーとなる外国人と接する機会が増える。その数人の社長となる外国人に会って思ったことは、日本人も同じだが、勉強している人はしている。していない人は全くしていないと言うことだ。

例えば、会社の登記が終われば全て会社設立は完了したと思っている人が大多数だった。ほんの数パーセントの人だけその後の税務署などへの諸々の届出を知っていた。特に「給与支払事務所等の開設・移転・廃止届出書」「源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書」がなければ経営管理ビザ申請どころの話ではない。

知っている人は自ら届出しているし、知らない人は「聞いてないですよ」と言う。言ってないから当然だ(笑)

しかし、果たしてそこまで指導と言うか、教えてあげなければならないことなのだろうか?少し考えてしまった。少しどころではない、15分くらいは考えてしまった。自分にしては長い方である。

この「会社設立+経営管理ビザ」を受任した最初の外国人というのが本当に優秀な人物でとても勉強していた。そのために「日本で起業する外国人ってこのくらいのレベルなのか」と思ってしまったのが悪かった。十人十色、そうでない人間もいる。いや、勉強していない人の方が圧倒的に多い。

考えてしまっても仕方ないのことなので、今後は一から十まで教えることにした。

もう1つ思ったことは、会社設立時の出資金はやはり親御さんが出しているのが大半なのだが、中には自分で貯めてきた500万円以上のお金を資本金としている人もいる。だがなぜかタンス預金が多い…

このご時世になぜ?と思ったが、このご時世だからなのがわかった。それは銀行を信用していない。仮に銀行を信用していたとしても、円や母国の通貨ではなく金などに変えている。

金や株に変えているなら良いのだが、タンス預金だと本当に困ってしまう。なぜなら経営管理ビザを申請する際に出資金の出どころが大切になってくる。

タンスで預金してましたと言っても信憑性に欠ける。ここでも思った、知っている人はきちんと証拠を残している。知らない人は「聞いてないですよ」と言う。

もう考えるのも面倒なので、資本金の払い込みの時点で教えてあげることにした。

言いたいことは、なぜ知らないんだ?と思わないで最初から何も知らないと思ってあげた方がいいのかなと…それは相手の為ではなく、自分がイライラしないように。ある種、防御である。

と、今朝、写真を撮るために散歩しながら思いました。今日の画像はスマホで撮ったもの。

皆さん、良い日曜日を✋