配偶者ビザのご相談の中で、非常に多いのが「まだ数回しか会っていないのですが大丈夫でしょうか?」というご質問です。
結論から申し上げます。
会った回数が少ない場合、不許可になるリスクは高くなります。
ただし、単純に「何回会えばよい」という明確な基準があるわけではありません。重要なのは、その回数の中でどれだけ関係を築いているかです。
本記事では、荒川区で実際にあった相談事例をもとに、入管が「会った回数」をどのように見ているのかを解説します。
なぜ「会った回数」が重要なのか?
配偶者ビザの審査で見られるのは、婚姻の実体があるかどうかです。
その判断材料の一つとして、実際に会っているかどうかが重視されます。会っていない、あるいは極端に回数が少ない関係は、
といった問題を抱えます。その結果、「本当に夫婦関係が成立しているのか」という疑いを持たれやすくなります。

実際にあった相談事例(会った回数が1回)
荒川区の日本人男性からのご相談です。
海外在住の女性とマッチングサイトで知り合い、結婚を前提に交際しているとのことでした。
しかし、申請前のヒアリングで詳しく状況を確認したところ、
という状況でした。
さらに掘り下げて確認すると、「なぜこの相手と結婚するのか」という点について、具体的な説明ができない状態でした。関係性の深まりが見えず、結婚に至る過程としても不自然さが残る内容でした。
このケースについては、配偶者ビザの取得は困難と判断し、お断りしています。
会った回数が少ないと何が問題か?
問題は単純な回数の多寡ではありません。会った回数が少ない場合、次の点が審査上の大きな懸念となります。
●関係の深さが客観的に確認できないこと
●結婚に至るまでの過程が短期間すぎること
●将来の生活が具体的に想定されていないこと
特に重要なのは、「短期間でなぜ結婚に至ったのか」という点です。この部分について合理的な説明ができない場合、形式的な婚姻と判断される可能性が高くなります。
何回会えばよいのか?
よくあるご質問ですが、回数についての明確な基準は存在しません。
ただし、実務上の傾向として、
といった傾向があります。
重要なのは回数そのものではなく、時間の積み重ねと関係の自然さです。
行政書士としての判断
会った回数が少ないケースでも、必ずしも不許可になるとは限りません。
しかし、
●1回しか会っていない
●会話が浅く、お互いの理解が不十分
●将来の生活について具体的な話ができていない
といった状況では、婚姻の実体があるとは認められにくいのが現実です。入管は形式ではなく中身を見ています。
短期間であっても、
●どのように関係が深まったのか
●なぜこの相手と結婚するのか
●結婚後にどのような生活を送るのか
これらが合理的に説明できるかどうかが重要です。
したがって、単に「会った回数が少ないから不許可」ではなく、
その背景にある関係性の中身が問われていると理解する必要があります。

申請前にやるべきこと
会った回数が少ない状態で申請を急ぐ方は少なくありませんが、実務の感覚としては、そのまま申請しても通る可能性は高くないケースが多いのが現実です。
重要なのは、「今の状態で通るか」ではなく、「どうすれば通る状態に近づけるか」という視点です。
まず優先すべきは、実際に会う機会を増やすことです。単に回数を増やすのではなく、一定期間を共に過ごしたという実績が求められます。数日だけの滞在ではなく、生活に近い時間を共有することで、関係の実体が見えてきます。
また、その時間の中で、
●日常的な行動を共にすること
●将来の生活について具体的に話し合うこと
●お互いの価値観や生活スタイルを理解すること
といった積み重ねが重要になります。
次に、関係性を整理することも不可欠です。
出会いから現在に至るまでの経緯を、第三者が見ても納得できる形で説明できるようにする必要があります。
さらに、日本での生活についても具体的に検討する必要があります。
●どこに住むのか
●収入はどう確保するのか
●どのように生活していくのか
これらが曖昧なままでは、現実的な婚姻とは評価されにくくなります。
そして見落としてはならないのが申請のタイミングです。状況が整っていない段階で申請すると、不許可となるだけでなく、その記録が次回以降の審査にも影響する可能性があります。
そのため、十分な準備が整うまでは申請を見送るという判断も重要です。
まとめ
配偶者ビザにおいて、「会った回数が少ない」という事実そのものが問題なのではなく、その背景にある関係の浅さや不自然さが問題となります。短期間で結婚に至っている場合、なぜその決断に至ったのかを合理的に説明する必要があります。
また、実際に会っていない、あるいは会った回数が極端に少ない関係では、日常生活を共にできるかどうかの判断が難しくなります。
その結果、婚姻の実体がないと判断されるリスクが高まります。
一方で、会った回数が少ないケースであっても、関係の中身が伴っていれば評価が変わる可能性はあります。重要なのは、第三者が見て納得できる関係性が構築されているかどうかです。
実務上は、準備が不十分なまま申請してしまうケースが多く見られますが、配偶者ビザは結婚という形式だけで許可されるものではありません。関係性を十分に築き、説明できる状態にしてから申請することが、結果的に最も確実な方法です。
荒川区で配偶者ビザ申請をご検討の方は、現在の状況が申請に適しているかどうかを慎重に判断することが重要です。不安がある場合は、申請前の段階で専門家に相談することで、大きなリスクを回避することができます。
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